元駐妻さんに、現在の働き方についてインタビュー。
仕事を退職(休職)して海外に住み、本帰国した元駐妻さんはその後どうしているのでしょうか?
4回目は、元タイ駐妻で薬剤師をしているKさん(仮名)にお話をしていただきました。
- 元駐妻の保活の現実を知りたい
- 「やっておけばよかったこと」は?
- 旦那の仕事で海外駐在が決まったけど、ついていくか迷っている。
- 育休中でも海外赴任は突然に…!
- 退職してよかった?それとも後悔?
- 元駐在妻の保活は厳しい?!
- 本帰国後、大変だったことは?
- 「やっておけばよかったこと」ってありますか?
- 現駐妻さん、未来の駐妻さんに向けて
- Kさんインタビューまとめ
- お知らせ
Kさんプロフィール
2010年7月〜2014年6月までタイ・バンコクに滞在。薬剤師の資格を持っています。
外資系企業の治験受託機関で新薬の開発をしていましたが、配偶者のタイ転勤に伴い退職。
本帰国後は保育園が決まらず、調剤薬局のパートで働くことにしました。
育休中でも海外赴任は突然に…!
海外赴任についていくと決めたときのエピソードを教えてください。
育休に入って3ヶ月後、主人の海外赴任が決まりました。
そのタイミングでの海外赴任は色々と大変でしたね。一番子育てを手伝って欲しい時期なのに…!
会社の方針で、半年間は家族の移動ができず、単身赴任となりました。
里帰りをしなかったので、半年間赤ちゃんをワンオペで育てることになったのが辛かったです。
おそらく駐在員自身に慣れさせるためだと思いますが、数ヶ月〜半年程度は単身赴任をさせる会社がほとんどですよね。私もそうでした。
育休自体は最大3年取れましたが、主人の駐在任期が3〜4年と読めず、退職することにしました。
任期は会社次第ですよね。突然短くなったり、長くなる方を何人も見てきました。
退職してよかった?それとも後悔?
お仕事への未練はありませんでしたか?
当時は、泊りがけの出張を伴う仕事だったので、これでよかったと思いました。
今思えば、私と子供だけ帰国するという選択肢もあったのですが、当時は全く思いつかず。
私もその選択肢を知りませんでした。
今ではネットで情報発信する駐妻が増えて、色々な選択肢があることが知られてきましたが、Kさんが帯同を決めた当時はそこまでネットに情報がありませんでしたよね。
駐妻になる前から、様々な選択肢を検討できる今の状態が少しうらやましいです。
帰国後、簡単に退職してしまったことを少し後悔しました…
私もです…!
Kさんも私も当時は色々なことを考えて決断したことですが、本帰国してから見えてくることってありますよね。
元駐在妻の保活は厳しい?!
現在、パートで働いている理由を教えてください。
フルタイムで働くには、子供を保育園にいれる必要があります。
無職なのでまずは正社員を見据えて、帰国とほぼ同時に保育園に入れたくて、海外から保活をしようと思いました。
しかし、自宅が決まっていないと認可保育園の申請はできず、認可保育園、認証保育園は待機でした。
帰国後の住居は直前にならないと決まりませんよね…。私も家を決めたのは帰国数週間前でした(涙)。
私も帰国するギリギリに住居が決まり、結局認可保育園にも、認証保育園にも入れませんでした。
「幼稚園の預かり保育」を利用することは考えていませんでしたか?
探しましたが、通える範囲に定員があいている幼稚園が一つしかありませんでした。
その幼稚園は、延長保育、長期休暇の預かり保育が少なくて、働ける時間が短く、正社員は諦めました。
幼稚園まで広げても現実は厳しかったのですね…。
今私も延長保育や長期休暇の預かり保育がある幼稚園を探しているところです(涙)。
本帰国後、大変だったことは?
本帰国後、お仕事面で大変だったことを教えてください。
4年も仕事していなかったので、新たなことを覚えるのに大変でした。
駐在妻時代はメイドさん頼りだったので、仕事帰りに子供のお迎え・買い物・料理をこなすのがつらかったです。
気軽に屋台に食べに行けないの辛かったです!今でもタイの屋台があれば…と思うことあります(笑)
「やっておけばよかったこと」ってありますか?
帯同中、「やっておけばよかったこと」はありますか?
帰任の話がないときから、主人と帰任後にどこに住みたいか話し合っておけばよかったと思います。
帰国後の住居(地域)は決まっていたのですか?
帰国後は東京に住むことがほぼ確定していました。
一時帰国の時に土地勘を掴むなどしておきたかったです。
本帰国して住んだところは、私には全く馴染みのないまま、主人の言うように決めてしまいました。
現駐妻さん、未来の駐妻さんに向けて
現駐妻さんや未来の駐妻さんへのアドバイスはありますか?
駐在中に、帰任後のシミュレーション(仕事、子供との時間、自分のキャパシティなど)をしておくといいですよ。
帰国してから、子育て・家事・仕事の両立は大変だと感じましたか?
はい。バンコクではメイドさんがいて、子育てでもお世話になっていました。日本でのワンオペ育児の方が大変でした。
宅配サービス、シッター、家族など、味方にできるものは全部使って頑張ってください。
1年半経った今も私も家事との両立に悩んでます…!お互い頑張りましょう!
Kさんインタビューまとめ
インタビュー3人目ですが、Kさんは一番私に近い方だと思ってて。
この文章を書いてて、うん…わかる!わかるよ!って勝手に親近感を抱いています(笑)
- 地域によっては保活が厳しいかも…。
- 帰国後、どこに住むか?どんな生活を送るか?などを、帰国の話が出る前に話し合っておこう!
- 家事に育児に仕事に忙しい毎日、使えるものは全部使って!
Kさん、ありがとうございました!
Kさんは薬剤師資格を活かして、アロマテラピーとメディカルハーブのスクール講師もしています。
興味がある方は覗いてみてくださいね!
お知らせ
次回の記事は10月12日11:00更新予定です。
インタビューと、本帰国後の話を交互に隔週で更新します。
インタビューにお答えいただいた方には、私からの気持ちとして薄謝をお渡ししています。
この企画自体はマネタイズできるものではないので、書けば書くほど赤字となります…!あと、私の仕事時間もかなり削れて…げふんげふん。
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インタビューにお答えいただける元駐妻さんも引き続き募集中です。
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