【2019年2月追記】この記事は、BNK48がデビューする前(2016年)に書かれた記事です。
当時の情報(および現地日本人の感想)として、このまま残しておきます。
現在では日本で紅白に出ちゃうくらいの人気を得ているとは、この時点では誰も想像してなかっただろうなぁ。
バンコクでAKB48の姉妹グループ、BNK48が発足するニュースが流れて早5ヶ月ほど。昨日、ついにオーディション開始となりました。
公式サイトはこちら→http://www.bnk48.com/audition
海外在住者がAKBグループ総選挙に投票する方法→
【2019年版】海外在住者がAKB総選挙に投票する方法 – タイで楽しく子育て中!!〜ぼっち脱出計画?
正直、私はあまり詳しいわけでもないのですが(HKT48の田島芽瑠ちゃん以外は (笑)、タイで日系アイドルが成功したら面白いと思うので、応援の意味も込めて記事にしておきます。
BNK48って?
ご存知秋元康プロデュース、AKB48の姉妹グループ。
バンコクを拠点として活動予定のアイドルグループです。
チーム色は蘭の花をイメージした紫色。
昨日、エムクオーティエで開かれたイベントでオーディション開始が発表されました。
バンコクの頭文字と言えば世界的には「BKK」ですが、「BNK」としなければならなかった理由は、将来的にBNK48をチーム分けしてチームB、チームN、チームKを作るからです。
実はチームKは既に4チーム存在しています。
AKB48のチームK、SKE48のチームKII、JKT48のチームKIII、HKT48のチームKIV。
おそらく、BNK48でチームKが作られるならKⅤになる…はず?
タイでの日系アイドルの人気・知名度は?
正直、低いです。
きゃりーぱみゅぱみゅやPerfume、ちょっと前のモーニング娘。のことを知っている人がいる程度ではないでしょうか。最近ならμ’sかな(二次元だけど)。
μ’s自体はたぶん来タイしたことはありませんが、メンバーは何度か来タイしていて、一定の人気を得ているようです。
AKB48だって全く知られていないレベルです。
タイで一番人気があるのは韓流アイドルなのでは。
韓流アイドルと日本のアイドルの違い
そもそも、韓流アイドルと日本のアイドルはコンセプトが違います。
だから、ライバルって言うのかどうなんだろうかと個人的には思うのですが。
韓流アイドルは、厳しいレッスンを積んでダンスも化粧もスタイルも完璧な状態で世に出てきますよね。
日本のアイドルは成長を楽しむものです。
最初は歌も踊りも少し下手でも、厳しいレッスンを積んで公演をこなし段々と上手くなっていく過程を楽しみます。
厳しいレッスンや先生からのお叱り、チームメイトとの喧嘩、席が埋まらない劇場公演…といった挫折や苦労もウリとしています。
加えて、AKBは「クラスで二番目にかわいい」がコンセプトです。
BNK48はモデルのように綺麗な子を揃えるのか、クラスで二番目を揃えるのか…??
先に挙げたきゃりーぱみゅぱみゅやPerfume、モーニング娘。などはこうした日本のアイドルよりは韓流アイドルに近いような。
だからそこそこ成功したのかな?なんて。
タイでのモーニング娘。は高橋愛がリーダーだった頃が大人気だったようです(私の周りのタイ人オタク談)。
BNK48が成功するには?
これはただのタイ在住の素人が言ってることなので、ふーん程度に聞いてくださいね。
アニメオタクを取り込む。
タイでは日本のアニメオタクが一定数います。
私の経験上(?)日本の文化が好き・日本語が話せるタイ人は大体アニメオタクです(笑)。
女性ならほぼキティが好き。
先日MBKにアニメイトがタイ初出店したり、μ’sやIAのライブビューイングが開催されたり、人気声優が来タイしたり(さすがに私も詳しくないのですが)、定期的にコスプレイベントが開催されたり、アニメ人気はすごいです。
かつ、お金も持ってる…(タイでのオタク活動はお金がかかるのよw日本の調味料がタイで高価なのと一緒)。
日本に興味を持っている人も多いので、この層には興味を持ってもらいやすいかも!?
日本人在住者に活動を知ってもらう。
とはいえ、私の周りでアニメや漫画が好きな在タイ日本人はたまにいるけど、AKBが好きな人は…………うん。
この記事もどれだけ読まれるのか(笑)。
一度くらいなら劇場公演行ってみたいなって人は多いと思うので、フリーペーパーや広告で知らせることができれば、足を運んでもらえるかも。
今はBNK48の存在自体を知らない人が多いので。
これを機にタイのカラオケにヘビーローテションや恋するフォーチュンクッキーなどのタイ語バージョンが入ればウケそうかな。
日本から誰かを加入させる。
今までも海外グループ発足時には日本から誰かが加入していました。
BNK48でも誰かが来るのではないでしょうか。
有名な子が来れば、バンコクの日本人に足を運んでもらえるのでは。
大々的に宣伝する。
一番はこれかな。
幸い、タイでは日系企業が多数進出しています。
だから駐在員も多い(笑)。おそらく、既にどこかの企業が準備しているのではないでしょうか。
韓流アイドルとは別の魅力をアピール。
完璧な韓流アイドルと、成長を楽しむ日本のアイドルとはコンセプトが違います。
魅力も違います。
競うものというよりは、アイドルとして別物なのではないでしょうか。
それを楽しんでもらえるようマネジメントできれば成功するかも。
風俗との区別
劇場公演や握手会を行うつもりであれば、避けては通れないのが風俗との一線だと思います。
日本のように国民的アイドルにするのであれば、いわゆるお嬢経験がある人をアイドルにするのはどうだろう。
それをわかっているのか、オーディション要項には「夜の店で働いていた人はダメ」となってます。
まとめ
タイでは日本のアニメは浸透しているのに、音楽やアイドルはさっぱりです。
数年前にPerfumeのライブビューイングに行って、あまりの客の少なさに衝撃を受けました。
そこで知り合ったタイ人オタクも嘆いていたレベル。
本人が来るわけではないから仕方ないんだけど、一ファンとして日本人として衝撃だったんです。
韓流アイドルもいいけど、これを機に日本のアイドル・音楽も人気が出てくれると嬉しいなぁ。